9月25日から30日まで、東京、大森ベルポートで開催中の日仏現代国際美術選抜展2012に、新作"Nice la cote"を出品しました。フランス、ニースの海岸を思い浮かべて描いた作品です。
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Paris Marseille Nice
5月18日から31日まで、2週間。
YukoとMiyukiの珍道中(笑) 素晴らしい旅となりました!
旅慣れた、みゆきちゃんのお蔭で、いろんな所を訪ねる事が出来、とても感謝してます!そして、この旅で出会った人達は皆、陽気で親切で、私はフランスがもっと好きになりました!(特に、マルセイユとニースの郵便局のおじさん、優しかったな〜)
ただ一つ、残念なことが・・それは、ニースの4日間、毎日、早朝からバスで近郊の町に出かけ、夕方帰ってホテルで爆睡の日々(笑)考えてみれば、真昼のニースを楽しんでない!(ビーチのカフェでのんびりとか・・)それは、次回のお楽しみにしましょう!・・と、既に次の旅を思い描いている私です!!
Yukoのフランス旅日記、ずっとお付き合い頂き、いつも楽しいコメント、本当にありがとうございました!
また次回の旅まで、A bientot!
P.S.ニースで見つけて2度も通った素敵なレストランを、紹介します。
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Chapelle du Rosaire
ヴァンス、ここは、ニースからバスで約1時間、山奥の中世の村です。
中心地から少し歩くと、人かげも疎らな静かな村の風景になり、周りは中世の石造りの家々が、そのまま生活の場として残っています。そして、この小さな古い村で、私はずっと抱いていた大きな願いを叶えることが出来ました。この村の外れに、あのマティスが「陽気さの溢れる教会、人々を幸せにする空間」として建てた、ロザリオ礼拝堂(Chapelle du Rosaire)があるのです!
地図を頼りにたどり着くと、緑に囲まれた白い建物が、私達を招き入れてくれました。緊張の面持ちで細い通路を抜け、扉を開けると、優しい日の光に包まれた白い小さな礼拝堂が目の前に広がりました。緑、青、黄色のみで構成されたステンドグラス、そして、真っ白な壁に黒い線だけで描かれた聖母子。私達は、言葉を忘れて、チャペルの椅子にたたずみました。その時、チャペルにいた一人の観光客の女性が、ここでAve Mariaを歌わせて欲しいと願い出て、ソプラノの美しい歌声で歌い始めました。私は、この素晴らしい偶然、神様の贈り物に感動し、涙が溢れて止まりませんでした!この清らかな時間の中、、すべてのものに感謝の気持ちで一杯になりました。
素晴らしい出来事って、こんな風に起きるんですね!
その歌を聴き、私は、壁に掛かったマティスの写真にこう言いました。
「大好きなマティスおじいさん、私やっと会いに来れたよ!!」彼は、かすかに微笑んでくれた気がします。それを横で見ていた、相棒のみゆきちゃんももらい泣き!私達、変な日本人だったかも(笑)、その時、私は、この旅を支えてくれた沢山の人達に、心から「ありがとう」の想いで一杯になりました。
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Nice
この旅も、とうとう最終日になりました。
そして、この日、尊敬する画家、マティスのゆかりの地を訪れるという、この旅、1番の夢を叶えることが出来ました!
私達は、この日も朝早く起き、まず、ニースの海岸を歩き、マルシェでお買い物をし、朝食にクロワッサンをかじりながらバスに乗り、丘の上の、マティス美術館、シャガール美術館に行きました。
シャガール美術館には、彼が聖書をテーマにして描いた沢山の作品があり、殆ど初めて見るものばかりで新鮮な感動を受けました。そして、マティス美術館!高鳴る思いを抑え、オレンジ色の静かな館内にはいると、沢山の素描画、彫刻、大小のあの色鮮やかな作品に囲まれ、私は、今ここに居ることが信じられないような不思議な感動、幸福感で、ただただ感謝の気持ちで一杯になりました。
彼の作品は、愛に溢れています!見る人を幸せな気持ちにしたいと言う思いが伝わってきます!そして、最後の大きな部屋、そこには、彼が最後に手掛けたロザリオ礼拝堂の試作品が並び、壁面に描かれた大きな絵の前で、私は言葉で表すことも出来ないくらい清らかな気持ちになりました。
夢のような時間を過ごし、私達は、またバスに乗り、最後の目的地、ヴァンスへ向かいました。
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